製氷機について
製氷機の氷について
レストランや喫茶店などでよく使われている製氷機。
突然「ガラガラッ」と派手な音を立てて氷を作り出すあの機械です。実はあの製氷機を用いて作った氷を販売することは違法にあたることなのです。
衛生上の問題から、氷を販売するのは氷雪製造業にしか認められていません。つまり、レストランや喫茶店などの飲食業者が製氷機 で作った氷を、許可を取らないで商品として売ってはいけないということなのです。
製氷機は衛生上の注意が必要
最近の冷蔵庫には、自動の製氷機が内蔵されていることが多くなってきました。氷を作るための水を給水タンクに入れておくと勝手に氷ができてしまうというものです。しかし、この自動製氷機能付き冷蔵庫に注意が必要です。
この自動製氷機で作られた氷にカビや異物が付く、嫌な味や臭いがする、といった衛生面での苦情が寄せられることが多くなっています。
原因は給水タンクの水を製氷皿に送る以前にいったん水を貯めておく受け皿に、冷蔵庫内の食品に付着していたカビが紛れ込んだり、手入れのしにくいパイプやポンプの中でカビが繁殖するということがあげられます。最新式の冷蔵庫だからと言っても安心は出来ません。
業務用製氷機のしくみ
製氷機の一番上には製氷板が取り付けられています。形はちょうど家庭用製氷皿を逆さにしたようなものです。下から見ると碁盤の目のようなマスに分かれていて、1つは2~3cm位で氷が1ヶ分入る位の大きさです。
その真上には冷却パイプが溶着されています。そのすぐ下には原水を入れるタンクがあります。そのタンクは製氷板に密着したり、又出来た氷を落とすときに斜めに下ってきたりします。これに原水を循環する為のポンプがついています。
スイッチを入れると冷却パイプに冷媒ガスが流れ、製氷皿を冷却します。これと同時にタンクには原水が供給されます。同時にタンクは上がっていき、製氷板に密着して止まります。
その時点で循環ポンプが作動します。パイプから送られた原水はタンクの内部構造にある吐出穴を通して勢いよく各製氷マスをめがけて噴射します。マスの数分だけの噴射穴が出来ていて、各マスにそれぞれ水が噴射します。噴射された水は各製氷マスで冷却され、その噴射穴のわきにある排水穴から元のタンクに集まります。
これが約数分間続きますと、ある水温を検出して製氷タイマー(サーモ)が作動します。製氷板の冷却と水の噴射が続いている内に水温は氷の出来る温度となります。やがてマス内から氷の成長が進みます。
数10分で氷の成長が終わりに近づくと先程のタイマーやサーモ等で製氷が完了した事の信号を出します。信号が伝達されるとまずポンプが停止して水の噴射が止まります。水のタンクが開いて、氷の出口を斜めの状態まで下ります。これと同時に先程まで冷却して製氷していたガスは、今度は同じ冷却管に暖かいガスが流れるよう切り替わります。
数分のうちにマス表面の氷が溶け、マスから落ちようとします。マスの天井のごく小さな穴から空気が入り、氷は落ちやすくなってタンクの滑り台を通って、下の貯氷室にたまります。