氷の基礎知識

氷について

氷 かき氷 かき氷を食べると、冷た過ぎて頭が痛くなるから嫌いという人もいますが、かき氷を美味しいと思う人でも、普通の喫茶店で冷たいジュースと一緒に入っているを美味しいと感じた事のある人は少ないと思います。
かき氷を作っている所を見たことがある人は分かると思いますが、かき氷氷屋さんから買ってくる大きな塊から削って作られています。逆に普通の喫茶店では製氷機で自動的に作られるを使用することが多いようです。



氷屋ののぼりのデザインは誰

jpn03066-s.jpg 夏になるとよく見かける「」と白地に赤く染めこまれた、みなさんもおなじみのののぼり。今の時代かき氷を販売するお店ではあたりまえのようにぶら下がっています。夏の風物詩のひとつといえるでしょう。
このののぼりはいつの時代から登場したものなのでしょうか?



氷の日

古代中国には、、国王の食や酒や水など身の回りのこといっさいを司る天官という国家制度の仕組みがありました。この仕組みのなかに、「蔵氷」と「賜氷」という、を冬に作り、氷室に蓄えておき、夏に蔵から取りだし利用する凌人(りょうじん)という部署があったことが知られています。

韓国を通じ日本に伝えられた賜氷の制度は、すでに奈良時代にはほぼ確立されていました。日本書紀の仁徳天皇62年、鷹狩りという準戦闘行為の最中に鬪鶏(つげ=現奈良市郊外の都祁村とされる)に居を構えていた氷室守りを発見し、従属させるという記述があり、長屋王廷跡から発掘された木簡から、都祁氷室と長屋王における氷の利用の実態が明らかにされています。日本の賜氷制度は、主水司(モヒトリノツカサ、モンドノツカサ)という宮内省直属の官職により執行されてきましたが、鎌倉期前後から、いろいろな理由によって、蔵氷・賜氷の実態はほとんど無くなってしまいました。

室町期から江戸時代になると、この賜氷制度が、民間信仰と一体化して歳時として6月1日の「賜氷の節句」(しひょうのせっく)、あるいは「の朔日」(こおりのついたち)行事へと変質を遂げていきました。



製氷機の氷について

mil69083-s.jpg レストランや喫茶店などでよく使われている製氷機。突然「ガラガラッ」と派手な音を立ててを作り出すあの機械です。実はあの製氷機を用いて作ったを販売することは違法にあたることなのです。
衛生上の問題から、を販売するのは氷雪製造業にしか認められていません。つまり、レストランや喫茶店などの飲食業者が製氷機 で作ったを、許可を取らないで商品として売ってはいけないということなのです。



製氷機は衛生上の注意が必要

氷 製氷機 最近の冷蔵庫には、自動の製氷機が内蔵されていることが多くなってきました。を作るための水を給水タンクに入れておくと勝手にができてしまうというものです。しかし、この自動製氷機能付き冷蔵庫に注意が必要です。
この自動製氷機で作られたにカビや異物が付く、嫌な味や臭いがする、といった衛生面での苦情が寄せられることが多くなっています。
原因は給水タンクの水を製氷皿に送る以前にいったん水を貯めておく受け皿に、冷蔵庫内の食品に付着していたカビが紛れ込んだり、手入れのしにくいパイプやポンプの中でカビが繁殖するということがあげられます。最新式の冷蔵庫だからと言っても安心は出来ません。



おいしい氷の作り方

おいしい氷を作るためには、少し手間が必要です。手間をかける時間のない方はコンビニ等でを買ってきてもよいと思います。
おいしい氷を作るためのポイントは、
①水道水は、必ず1度沸かしてから。
②硬水より軟水で 時間をかけてゆっくりと
1度沸騰させることで、水道水のカルキ臭や、の白濁の原因になる酸素や二酸化炭素などを取り除くことがある程度できます。 また透明なをつくるためには、ミネラル分は不要。硬水よりも軟水の方が向いています。 製氷皿と冷却面との間に割り箸を挟むなどして、ができるまでの時間を遅くする工夫も必要となります。